つむりの暮らし手帖

晴れの国からこんにちは。

乳がん検診後の精密検査(超音波検査)を受けた

自治体の乳がん検診にて要精密検査と判定され、精密検査を受けた。

精密検査を受けられる医療機関は限られている。たまたま検診を受けた病院でやってたからよいものの、指定病院が遠かったらどうしたらいいのだ。予約が必要ない病院だったので直近の日取りで受診したところ、予約なし初診の待ち時間がすさまじく長かったので、本をたくさん用意しておいてよかったと思った。読書が捗る。

精密検査の受診先は意外と外科。女性特有のものは産婦人科だと思っていたがそうではなく、乳腺外科というジャンルがあるらしい。へー。ひとつ賢くなった。これまで経験した乳のトラブルは産後の乳量の多寡や乳詰まりくらいだったから、産婦人科で解決して乳腺外科の存在自体を知らなかった。知らないでいられるのは幸せだ。

初めに乳がん検診時の画像所見を説明された。検診の結果通知に「非対称性陰影」とあったので、ぽやっと影が出たのかと思いきや、けっこうはっきりと塊状の何かがあった。2D像では楕円形の境界や吸収線量の明確な左右差が認められ、3D像では放射状の乳腺組織が映るはずのところにのっぺりした団子があったので、精密検査と判断されたのも納得である。

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精密検査として超音波検査を受けた。ジェルの感触で妊婦健診を思い出す。けど、あれは未来への希望がある検査、こちらは不安がある検査で性質は真逆。そんな10分間。

超音波の画像では3cm超の腫瘤が脂肪層と乳腺の間にゴロリンと入っているのが確認できた。自分で触っても分からず、プロの視触診でも認めなかった腫瘤ってなんなんだ。忍者か。自覚症状や自己チェックでなにもなくても検診は定期的に受けた方がよいと痛感する。触れなくても潜伏していることはあるのだ。

画像からは良性と思われる*1が、MRI検査と針生検で確定させるとのこと。今日は乳腺が活発な時期のため検査はできず術前血液検査の採血で終了。スピッツ5本分の採血なんて初めて見た。

お会計6510円ナリ(3割負担)

検査まで半月ほど待機時間がある。検査と言っても手術に該当するそうで、当日までは朝晩の体温測定を指示され、県外及びコロナ流行地への移動並びに会食を禁じられた。処置室でパパっと針を刺すわけではないらしい。手術室に入るんだって。針を刺すだけと甘く見ていてゴメンなさい。

ところで、コロナ以降は受診控えの傾向で病院が閑古鳥と言ったのは誰ですか。病院についてから診察室に呼ばれるまで2時間半もかかったんだけど。お昼またぎの診察になって昼食を食べ損ねた私も不幸だが、大急ぎでお昼をかきこむことになったであろう先生も不幸だと思う。お疲れ様でした。

病院は噂通りご老人の社交場で、顔見知り同士で社交してんのかと思ったらそうでもなく、たまたま隣に座った初対面同士で社交が始まるあたり、ご老人(特に女性)のコミュ力はすごいと素直に感心したことを記しておく。

 

今日の参考資料。ばーっと読んだ。

 

こっちは待ち時間に読んでた本。

ジャンルばらばら。

*1:線維腺腫または葉状腫瘍疑い。線維腺腫は良性で大きくならなければ治療の必要性は低い。葉状腫瘍は大部分が良性だが稀に悪性、一部は良性と悪性の中間。良性であっても大きくなるため手術で取ることがある。悪性のものは再発や転移の可能性があり、切除以外の治療法は確立していないため、乳がんよりもタチが悪いかもしれない