つむりの暮らし手帖

晴れの国からこんにちは。

月刊たくさんのふしぎ2022年8月号「石は元素の案内人」を子どもと読む

月刊たくさんのふしぎ(2022年8月号)を手に入れた。テーマは「石は元素の案内人」

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著者は「元素美術館」でおなじみの山猫だぶ先生。中の人は猫じゃない!(そこかい)

石ころとキラキラしたものが好きな娘(6歳)に読んであげたくてポチった。娘が図鑑だろうがなんだろうがお構いなしで寝る前の読み聞かせを要求するので、母さんは寝る前に読んでもツラくならない長さの読み物が欲しかったの。

身近なものから始まって、マクロな世界から原子レベルのミクロな世界へ、結晶から地球へ、宇宙へと視点が次々に変わっていく。石に案内されて旅をしているみたい。

ぐるっと旅したら実験コーナー。前半で心を掴まれた子どもは再現したがるのではないかしら。砂鉄くらいは拾いにいこう。原子になるまで割ってみると言われたら、だいぶ困ると思うけど。

意外な方向の好奇心を見せた娘。そっちかwww

6歳にとって本文はまだ難しいようなので、一度フルで読み聞かせた後は娘が読んで欲しがるところだけ、ショートバージョンで読み聞かせている。何年かしたら「これがあれか」になるときが来るでしょう。多分ね。

気を取り直して、巻末は元素単体の結晶写真。両面フルカラーのポスター綴じ込み。これこれこれこれ。これを娘の好きに見せてあげたかった。結晶美術館の薄い本*1を娘に見せてあげたくて持っているのだけど、娘の好きにさせると紙を破られそうで、本棚の高いところにしまってあったのだ。たくさんのふしぎの紙厚ならば、娘の本棚に入れても大丈夫。娘が多少雑に読んでも破れにくい、と思う。お気に入りのビスマス結晶を好きな時に、心ゆくまで眺めてほしい。

2冊で同じ結晶探しをするのもいいかもね。ちなみに薄い本の方が版型も写真も大きい。

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理科で初めて元素や原子に触れるのは中学生、結晶構造に触れるのは高校生だった記憶がほんのりある。それなり難しく抽象的なテーマを易しい解説で楽しめる「たくさんのふしぎ」、今回はじめて手に取ったけど素直にいいなと思った。

以下余談、地方の書店事情。

Twitterなどで前々から告知されていたのに、私のタイムラインには何故か表示されず、発売日当日に存在を知る。近所の書店は定期購読分の入荷のみで、ヨドバシ.comで駆け込み購入。地方都市の郊外に引っ越してもうすぐ1年、特に生活の不便は感じていなかったけれど、福音館の月刊絵本を在庫しているような大型書店に気軽に行けないところだけは不便かもしれない。

定価は770円。ネットは謎に高騰していることがあるので、今だと大型書店の店頭がいいかも。

*1:「同人誌」の隠語