このブログは移転しました。
100秒後に新しいurlにジャンプします。

くらしのおと。

24時間、365日をいきている。

大阪北部地震の現場から〜保育園ママのその日防災

2018年6月18日7時58分、大阪北部地震が発生しました。震源大阪府北部(高槻市)、M6.1、最大震度6弱でした。

ちょうどその時刻、わたしは最大震度を記録した地域にいて、保育園にこどもを送ろうとしていました。その瞬間からわたしができたこと、それから、しなければならなかったことをまとめてみました。

地震の瞬間〜階段ではしゃがんで転落防止

地震発生時、わたしはこどもを抱っこして保育園の階段を登っていました。突然大きな揺れがきて、身体が後ろに浮いたような気がしました。とっさにこどもを抱え込んでしゃがみ、踊り場近くからの転落は免れましたが、それ以上は何もできませんでした。

揺れの最中に階段を降りることはできません。少しでも動こうとすると身体が浮きます。階段から落ちないことが最優先です。

震度6弱の階段では、片手を離すとこどもが落ちてしまいそうで、自分の頭を守る余裕はありませんでしたが、自分の頭も守るのが理想です。せっかくタオルやシーツの詰まったバッグを抱えているというのに。

階段で地震にあったときの対処って、避難訓練ではあまり教えませんよね……。

 

緊急地震速報は鳴らない

なお、直下型の地震で、震源に近かったせいか、緊急地震速報は機能しませんでした。

 

園ママは心強い味方

園の先生方の誘導に従って外に避難したあと、点呼と解散を待つ間になんとなくクラスごとに固まって、こどもを遊ばせながら雑談したり連絡先を交換したり。非常事態の中、顔見知りと話ができることは心強く、保育園に通わせていて本当によかったと思いました。解散後はLINEで近隣の情報交換をしていました。

Twitterでも現地の情報は流れていますが、建物名や地名が間違っていて結果的にデマになっているものもあるので要注意(写真があれば判断できるが文字だけでは判別困難)なのと、半径500mくらいのごく近所の情報は拾えないので、園ママネットワーク心強かったです。

 

待機中は幼児用の自転車用ヘルメットをこどもにかぶせていましたが、とても安心感がありました。自転車のヘルメットは今のところ努力義務ですが、防災にも役立つので自転車派は買って損はありません。

 

避難所は散らかった家より安全

地震後にこどもを連れて帰宅しても、自宅には自分とこどもしかいません。保育園ママの悲しいところです。

地震後によく聞いたのが「家の中が散らかっていてこどもには危ない」「一人でいるのが不安」でした。公共施設が休館する中、思いついたのは「そうだ避難所行こう」。

広くて何もない避難所はこどもにとっては安全で、ひとりではなく一緒に固まっていることでひと安心できました。家のとりあえずの片づけが終わったり、家族の帰宅でこどもの世話要員が確保できた家庭から帰宅しました。その間、こどもを安全に遊ばせておけるのは本当に助かりました。

避難所には何もなかったので、おむつ、音の出ないおもちゃ、おやつと飲み物、昼寝用のブランケットなどのお出かけ用品は必須です。おやつや飲み物は、他の子が持っていると「ちょーだい」が始まるので、いつもより多めに必要でした。

 

地震ハイには要注意

地震の当日から数日間は、こどもを守らなきゃ!という気持ちもあり、興奮状態でけっこう動けます。家を片付けて安全対策をしたり、足りない物資を買い足したり、することも多いです。余震の心配で夜はあまり眠れなかったりも。

地震からしばらく経ち、大きな余震の心配がなくなってから、その時の疲れがドッと出てきます。現場にいるわたしたちが地震の直後にするべきことは、最低限の片付けと安全対策、買い出し以外は、落ち着いて身体を休めることです。

 

テレビの刺激にも要注意

テレビは刺激的な映像や音声も多いですから、つけっぱなしにして食い入るように見てしまうと、知らず知らずのうちに疲労と不安感が蓄積していきます。時々つける程度で十分でした。

ほんとうに緊急性の高い情報は今日び携帯に入りますし、現場の情報は園ママやインターネットの方が早いですし、ヘリうるさいだけやん…。

 

地震のこどもへの影響

現場のわたしたちが落ち着いて身体を休めないといけない理由は、何をおいてもこどもです。

わが家も地震の直後からこどもに影響が出てました。いつもより機嫌が悪い、昼寝の時間も興奮していてなかなか寝ない、いつもは夜泣きしないのに起きて泣く、食欲が落ちる、などなど。そばについている親がピリピリしていて、いつもどおりに接することができない影響もあると思います。

ちいさいこどもを安心させられるのは親なので、まずは親が落ち着いて身体を休め、平常心を取り戻すことが本当に大切です!

 

 

以上、地震発生から丸3日が経過した現場からでした。いちばん危険な期間は過ぎたとはいえ、まだ大きな余震がないとも限りません。ほんとにこのまま何も起こりませんように。