つむりの暮らし手帖

晴れの国からこんにちは。

初めてのセスキ炭酸ソーダ

キッチンの大掃除をした。キッチンに見慣れないスプレーボトルがあったので試してみたくなっただけとも言う。
 
別に珍しくもないけどセスキ炭酸ソーダのスプレー。
職業柄、洗剤や消毒が好きな夫(バイオフィルムが許せないタイプ)がいつの間にか買ってきていたらしい。
セスキ炭酸ソーダは、炭酸水素ナトリウム(重曹)と炭酸ナトリウムの複塩(Na2CO3・NaHCO3·2H2O)で、重曹と比較して塩基性の強さや水への溶解度に差はあるものの(セスキの方が水に溶けやすく、塩基性が強い)、汚れの除去原理は化学的には類似しており、重曹で不足を感じたことがなかった私は、これまで試したことがなかったのだけど、あれば試す。
 
というわけで
対決①飛散した油滴編
飛散した油滴ごときに粉末の重曹を持ち出す気にはなれないので、セスキのスプレーの勝ち。スプレー&拭き取りでお掃除を完結できるあたりは、粉末の重曹よりは便利。
うちの重曹こんな出で立ちなの…
ただし、飛散した油滴レベルならば、正直アルコール系のスプレーやウエットシートの方が、液性が中性で幅広い素材に使用できるので汎用的。アルコール信者でもある私は切り替えるほどではないなと思った。
ただ、コロナ禍の影響でアルコールが品薄なうちは、代替品としてセスキのスプレーを使うのはありな気がする。掃除限定だし素材との相性は要確認だけど。
結論、セスキ(水溶液)の勝ち!でもアルコール系の方が便利(信者)
 
対決②ガンコな油汚れ編
油汚れが長期間堆積し、乾燥やコンロの熱で固化した場合は、セスキの水溶液をスプレーする程度ではやや心許なく、重曹の粉末を振りかけてからクルクル撫でる方が、粉末による研磨作用で落ちる気がした。溜めるなって話だけど私ズボラだから。
結論、重曹(粉末)の勝ち!ただし水溶液だと心許ないのは同じ
 
まとめ
セスキは水に溶けやすい分、重曹よりもより濃度が高く塩基性の強い水溶液として使用可能で、その点では確かに便利。
ただし重曹より水に溶けやすいことから研磨作用は弱いと思われること、塩基性がより強いのでお肌や素材へのダメージが少し気になることから、重曹で満足してたらわざわざ切り替える必要はないと思う。
余談、キッチンを磨き上げてスッキリしたついでに、余ってたガラスマイペットで窓掃除を済ませた。雑に拭いてまわるだけでも部屋の明るさが増した気がする。洗剤って種類が多すぎて片付けの敵なので、洗剤ボトルひとつ分のスペースも空けられてよかったなと(窓用洗剤も中性洗剤でよくない?なんなら新聞紙でよくない?と思うタイプ)
気温が高い時期は汚れが軟化して落としやすいとか言うので、ステイホーム中に大掃除と、不要な洗剤の断捨離、とてもよいと思う。