娘が親を振り返るとき。秋の公園で考えた「ソーシャル・レファレンシング」のこと
気候がよくなってきて、娘と公園に出かけることが増えました。
赤ちゃんの頃は慎重で私のそばを離れようとしなかった娘は、いつしか少しずつあたりを探索するようになり、今では公園で私の顔が見えないところまで一人で走っていくようになりました。それでも時々こちらを振り返り、少し考えて先に進む様子を見ると、私の方を振り返り振り返りしながら行動範囲を広げていった、赤ちゃん時代の姿を思い出します。
ソーシャルレファレンシングって何歳頃まであるのかな。確か乳児が親から少し離れて探索行動を始めるときから2歳頃までが大切と聞いた気がするけど、ちょっと大きい公園に行った娘は遠くに離れるとこっちの様子をジッと伺って次どうするか決めてる感じがしてる。手を振りたいだけかもしれんけど。
— つむり@頭に毬藻が生えている (@TsumuRi) 2021年10月17日
「ソーシャル・レファレンシング」は子どもが社会のルールを身につけるときに、自分を見守ってくれている大人の指示を確認しながら自分の行動を修正していく感情。特に生後6ヶ月から18ヶ月の間、迷ったときに親や周囲の大人を振り返り、見守る視線やどうすればいいかの示唆を得ることで育っていくものだそうです。
【子育ての道を照らす佐々木正美さんの教え】生後6か月から始まる、見逃してはならない大事な赤ちゃんの行動とは? | HugKum(はぐくむ)
であれば、5歳になってもこちらを振り返る様子が見られてもあまり不思議ではないのかも。娘の世界が広がるにつれ、親を振り返る回数はだんだん減っていくだろうけど、と考えてしんみりしました。
上のリンク先に登場する佐々木正美先生の本。
子どもにとって「見る」ことの大切さ、意義深さを感じるたび、この本のタイトルが頭をよぎる今日この頃です。次回に続く(多分)
読書メモ「少ないもので「家族みんな」がすっきり暮らす」
元・ミニマリストなはてなブロガー、やまさん(id:yamasan0521)の著書を再読。
私の部屋作りの理想です。
「無印良品とはじめるミニマリスト生活」を初めて読んだ時に、これだと思いました。
元々ものぐさで自分の好きなことだけしていたい私。集中できないときは視覚からの刺激で気が散りがち、さらには情報過多で頭が痛くなるタイプでもあります。家事の手間を極力省くことができ、視覚的なノイズを低減できる点でミニマリスト的な部屋は憧れです。
とは言え、夫や娘がいる以上、あまり極端なこともできないので、やまさんの「ほどほど」な感じは本当にちょうど良いと思う。
「無印良品と〜」はコンパクトな賃貸、「少ない物で〜」は広々した古民家と、背景となるお住まいは違いますがアイデアは本当に参考になります。私は賃貸住まいなのであいかわらず「無印良品と〜」が好き。ちなみに現在は古民家を出て65平米のお部屋にお住まいだそうです。
読書でやる気を出したところで引っ越しの積み残しの片付けを始めます。明日は月に1回の資源ゴミの日なので、段ボールを括りまくり、不要な服を半透明ゴミ袋に詰めました。明日も頑張ろう。
はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」に答えてみるテスト
はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」を見て、うわっ懐かしい!と思いまして。テキストサイト時代に100の質問とか流行ってませんでした?(何年前)
ブログ名もしくはハンドルネームの由来は?
ハンドルネームTsumuRi(つむり)の由来はこたつむりです。
2005年頃からこの名前ですが、当時こたつから出たくなさすぎて適当につけた名前と10年以上付き合うことになって本人がいちばん困惑しています。
ちなみにフルネーム(仮)は「毬本紡里(まりもとつむり)」です。由来はアイコンを見れば分かります。こっちも適当です。(仮)だし。
ブログ名の由来は「暮しの手帖」をもじりました。暮らしブログっぽいことをしたかったのと、広告を排して自由であろうとする「暮しの手帖」の精神が美しいと思った。
……とか言いながらAmazonリンク貼る人(台無し)
はてなブログを始めたきっかけは?
出戻りです。
元々2011年頃まではてなダイアリーを書いていて(跡地)、その後WordPressのブログを作ったのですが、令和のブログ作法に疲れ果てたので気楽に日記を書こうと思いました。
きっと何者にもなれないお前たちに告げる。 - つむりの暮らし手帖
自分で書いたお気に入りの1記事はある?あるならどんな記事?
今のところありません。
良くも悪くも昔に比べて鈍くなったと思います。なまくらです。刃を研げ。
ブログを書きたくなるのはどんなとき?
ふと何かを思いついたときです。
たいていTwitterでバーッと流しちゃうんですが、もう少し長文を書きたくなった時はブログの方が合っている気がして。はてなブログはアプリ版もPC版も文章をサラッと書きやすいのがよいです。
下書きに保存された記事は何記事? あるならどんなテーマの記事?
今の時点では4記事です。
最近読んだ本の読書メモを書こうと思い、表紙の写真を撮ったところで忘れてました。
自分の記事を読み返すことはある?
時々。
ふと思いついて加筆修正したり、「あれどうだったっけ?」と思って見返したり。
好きなはてなブロガーは?
購読リストに入れている方すべて。
なんとなく照れくさいのでお名前は非公開で。はてなダイアリ時代からブログを拝読している方、Twitterでつながっている方、最近購読リストに入れた方など様々です。実はブログを読む時間があまりないのでTwitterの方がよく見てたりします。
はてなブログに一言メッセージを伝えるなら?
ダムの底からこんにちは(何)
はてなダイアリー時代からお世話になりありがとうございます。
今までもこれからも日記を書きやすいブログサービスでいてください。
10年前は何してた?
割と冗談じゃなく死にかけてました。
あのときが人生の底つきだったし、あのとき終わらせる判断を保留にして本当に良かったと思う。他人にかけられた呪いも自分でかけた呪いも案外解けるものですね。
Heaven helps those who help themselves.
この10年を一言でまとめると?
激動であり平穏。
10年前には己が生まれたことを呪っていた人がこの世に赤子を召喚するとは。赤子はすくすく育って子どもになり、私はなんでもない日常がかけがえのない日常であることを思い知ったのでした。今日という日は今日しかないので。
今を生きる。
はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」
マザリーズで話せなくなった日
娘と遊んでいた時のことです。
飛行機ごっこでCA役を割り振られたので声のトーンを上げたところ、娘に全否定されました。
娘と飛行機ごっこした時にCA役を振られたので高い声を出したら「お母さん気持ち悪いいいいい…!」と怒られ叩かれ全否定された。尋常な怒りっぷりではなく、混乱して取り乱した感じだった。とにかく母の声のトーンが普段と違うのが受け入れ難いらしい。赤ちゃんの頃はマザリーズで話してたんだけどな。
— つむり@頭に毬藻が生えている (@TsumuRi) 2021年10月10日
とにかく私がいつもと異なる可愛い声(←娘曰く)で話すのが受け入れられないらしく、普段の娘ではあり得ないような凄みのあるゲンナリ顔をし、「イヤアアアア!」と大声を上げ、私をポカポカと叩き、それでもおさまらず床に転がり手足をジタバタした後、数回でんぐり返ってようやく落ち着きました。
ちょっとおもしろかったので再び赤ちゃんに話すように話したところ(いわゆるマザリーズと呼ばれる話法です)、またしても大暴れ。二度とやるまいと誓ったけれど、やっぱりちょっとおもしろい(←やめなさい)
ともかく、お母さんがいつもと違うのは幼児にとって壊滅的なイベントになり得ることを痛感した出来事でした。確かに、心の基地が突然変貌するのは世界の底が抜けるレベルの危機であるようにも思う。
絵本の読み聞かせや、お人形遊びのお人形役で声色を変えるのは平気みたいです。寝かしつけの時に声のトーンを落として静かに話しかけるのは「こっちの可愛い声はすき」と言ってました。赤ちゃん時代からずっとやってたことなので違和感が少ないのでしょうね。
読書メモ「子育てで困ったら、これやってみ!」
保育園児の可愛いエピソードをTwitterで紹介している、てぃ先生。園児可愛さがあふれ出してる先生がむしろ可愛すぎでしょ。
模写できてない文体模写、失礼いたしました。
てぃ先生のYouTubeを仕事のお昼休みによく見ています。くるくるくる〜と回転しながらの登場が意味不明で和むし、子どもの良いところを見つける姿勢が前向きで好感が持てるし、何よりおもしろく役立つ(理屈っぽいのが好き)ので、ごはんを食べながらの息抜きにピッタリです。
そんなてぃ先生の子育てノウハウ本を読みました。
1ページ1項目で子育ての「困った!」への対応策をコンパクトにまとめたものです。
YouTubeを見ているので正直既出の内容が多い気がするけど、子どもに対する暖かい目線や、子育て中の親への支持的な姿勢が感じられ、子育てに明るく前向きな気持ちで向かえる点で良書と感じました。
子どもが大きくなると通用しない技も出てくるし、親の関わり方で好ましくない点は早期に改善する方が後が楽なので、読むならば子どもが小さいうちかなと思いました!
在宅ワーカーの朝のルーチン運動編
鏡の中にぬっぺほふがいる……
コロナ禍がきっかけで完全在宅ワークになってから1年半。通勤の機会がなくなったことで極度の運動不足に陥り、10kgほど肥えてお腹周りの肉が垂れていたのです。運動不足は筋力不足を呼び、筋力不足により関節や骨の保護機能が失われていく。
「そうだダイエットしよう」と思いついたのが1ヶ月ほど前。インスタで話題の1週間ボディメイクチャレンジなるものを始めました。
instagram@erica アラフォーからの老けない身体作り♡
メニューは第1週から第4週までの4種類。早朝に1週分ずつ取り組み、現在ちょうど4週目が終わったところです。軽く汗ばんだり呼吸数が上がったりする程度の軽い運動で、食事制限は一切していないので(むしろ仕事の合間におやつもぐもぐ体重には変化はありませんが、ボトムスのウエストがゆるくなりました。おめでとう。
1ヶ月終わったところで、20~30分程度の運動なら無理なく朝のルーチンに組み込める上、それなりに効果があることが分かったので2周目に突入する予定です。3日サイクルで「1週目+2週目」、「3週目」、「4週目」と回す感じ。
と考えていたら、ericaさんが書籍を出版されたので今後こちらにシフトしようかどうか考えているところです。子どもが5歳になっていても「産後」と主張していいでしょうか。笑
過去に摂食障害に至ったことがある私ですが、今回は不思議と絶食やチューイングその他の自分を痛めつける方向に走らなかったのが不思議でした。アラフォーにしてようやく自分を大切にすることを理解し始めたらしいです。
他愛もないことを、ただただ聞く
朝晩冷え込むようになり、娘が「お母さん、お風呂溜めよう?」と言うようになりました。
聞けば「お母さんとお風呂でゆっくりしたいの」と可愛らしいことを言うので、まだシャワーでもいいのにと思いつつ、湯船にお湯を張ると、にっこりした娘が「早く、早く」と。
私はどちらかと言うとお風呂なんて最低限身体の清潔が保てればよいと考える方で、のんびりするよりサッと済ませたいと思っています。けれど他愛もないことを「お母さん、あのね」「保育園でね」と夢中でお喋りする娘は、湯船に浸かってほんのり赤くなった頬もあって、なんだかとても幸せそうで可愛らしくて。
娘はあと何年かでお母さんが一番の時期を卒業するから、他愛もない話を宝物みたいに話してくれるのは本当に今だけなのかもしれない。それなのに私は話を片手間で聞いたり、娘がお喋りに満足したか確認せず大人都合で切り上げたりしてきてて。お風呂なら途中でいなくなったりできないし、ちゃんとお話を聞いてくれる、娘なりにそう感じているのかもしれません。
お風呂の底より深く反省した秋の夜長。
今週のお題「お風呂での過ごし方」
娘の話を聴くために読み始めました
引っ越し後の片付けが2ヶ月経っても終わりません
引っ越し後の片付けが終わりません…
私のワークスペースにする予定だった部屋の隅に、まだこんなに不要品が積まれています。今回の引っ越しは転勤によるもので、時間がなかったため不要品を仕分けず持ってきたのが敗因。
奥の一列はほぼ不要品で、ベビー用品と箱の中身はフリマサイトで処分予定。手前の2箱はこれから仕分けですが、ベビー服は、今後絶対に使わないのに手に取るたびに込み上げるものがあって進まなかったもの。今回こそ減らしたいけどうまくいくかしら。
読書メモ「スマホ脳」アンデシュ・ハンセン
言わずと知れた世界的ベストセラーを再読しました。
ここ1年バラエティ番組で何度も取り上げられたので読んだことのある方も多いはず。文章が軽妙で読みやすいです。
著者はスウェーデンの精神科医。スマホにハマるメカニズムを人類の進化や脳内物質から説明した上で、ヒト集団で介入群と非介入群の比較実験をした結果の要約を示しています。スマホにハマるのはヒトの性質上しかたない。ぎゃふん。
悪影響を軽減するための要点は
- 十分な睡眠を取る(7〜9時間)
- 軽い運動をする(週に2時間程度)
- スクリーンタイムを制限する(最長2時間)
と、たった3つなので簡単ですね!とは行かないのがスマホ依存の根深いところだと感じました。ブログを書いてる場合じゃありませんね。
この本を読んだきっかけはこどもちゃれんじ年中コース(すてっぷ)でデジタルワークが利用できるようになったこと。娘にタブレットを触らせる前に現時点での知見を得たいと思いまして。
乳幼児〜児童期にかけては欲求をコントロールする前頭葉が未発達なことで良い効果よりも悪影響が大きい印象。また、小学校から取り入れられているタブレット学習も、主に恩恵を受けられるのはタブレット学習がなくても自主的に学べる(つまり前頭葉のよく発達した)上位の生徒のみで、それ以外の生徒にとってはむしろ記憶の定着が悪くなりそうです。
これからの時代、乳幼児期にいわゆる非認知能力(社会情動的能力)を伸ばし、自ら学びに向かう力がますます大切になるように思いました。
読書メモ「後悔しない保育園・こども園の選び方」普光院亜紀
図書館の真ん中で、保活を叫ぶ。
娘が1歳になる前に育休復帰のため1回目の保活、最近になって新幹線の距離から転園先を求めて2回目の保活を経験しました。都会と田舎、児童数の違い、新しい園舎と年季の入った園舎。一口に保活や保育園と言っても、地域により年度により保育園の運営母体により千差万別で、一括りにできないのが保活であり保育園です。
来年度の一斉入所申請や継続利用申請が始まるこの時期、申込書を提出する前に読みたい本を見つけました。
著者は「保育園を考える親の会」の代表者。
2部構成の1部では保育園の制度の概要、保活スケジュール、見学の進め方などの必要最低限の知識を、2部では保育園を選ぶ際に着目すべき12のポイントを乳幼児の発達や保育理論の観点を交えてまとめています。
part1 「保活」の基礎知識
① 子どもは園で大切な時間を過ごす
②「選ぶ」のか「選ばれる」のか?
③ 認可・認可外はどう違う?
④ 幼稚園は保育園とどう違う?
⑤ みんなはどんな「保活」をしているか?
⑥ 見学では何を見ればいい?
part2 保育を選ぶ12の視点
①「子どもが安心して過ごせる」は譲れない
②「教育」は行われているか?
③「幸せになる力」を伸ばすのはどんな保育?
④「一人一人を大切にする保育」って何だろう?
⑤ 保育室のようすからわかること
⑥ 保育者のようすからわかること
⑦ 保護者への姿勢からわかること
⑧「しつけ」が厳しいことはよいこと?
⑨ 英語などの習い事はあったほうがいい?
⑩ 安全・衛生面は厳密なほどいい?
⑪ 園庭はなくてもいいか?
⑫ 食事の内容やアレルギー対応をどう見るか引用元:版元ドットコム
新型コロナウイルス感染症流行下における保活の実態や保育園の取り組み、親の会の活動経験に基づく不適切な保育環境の実例や保護者の失敗談も掲載されているのも興味深く読みました。
特に0歳児の保護者が育休復帰のために保育所を選ぶとき、子どもの安全安心を確保した上で子どもの発達や成長を適切に援助してくれる保育環境が望ましいとは思いつつも、保育環境に何が揃っていればいいのか具体的に言語化できていないことが大半ではないでしょうか。少なくとも私は(大学時代に教職課程を履修しておきながら!)娘が0歳の時点では言語化できませんでした。産前から日常的に乳幼児に関わっていた方を除いてはなかなか難しいのではないかと思います。
この本は子どもにとって望ましい保育環境を明確に言語化してくれて本当に心強く、これから保活をされる方は一読して損はありませんし、現在お子さまを保育園に通わせている方にとっても現在の保育環境を振り返る材料になる本と思います。
「保育園を考える親の会」のホームページは保活の基礎知識やチェックポイントの要約を掲載、さらに学童保育についても情報提供されています。こちらもお役立ちです。
保育園を考える親の会 (@hoik_oyanokai) | Twitter
(このブログは日々の出来事をカジュアルに記す場所であるはずなのに謎に1300字も書いていました……)